コンフェデレーションズカップ 日本-オーストラリア

コンフェデレーションズカップ 日本-オーストラリア


審判
競技規則理解のためになる場面
アナウンサー
解説
映像

西澤踏まれる
鈴木退場



審判(アルチェンディアさん、メキシコ人)

この試合は、日本-カメルーン戦の主審、副審のセットそのままで行われた。
前回カメルーン戦では主審、A2ともに動き出しが遅くいまいちなデキであったが、さすがに大会期間中に自分たちなりに調整してきたのだろう。ハードな気象条件にもかかわらず、この試合ではそれぞれの審判員ともよく動けていた。

また、2試合目ということで、入念な打ち合わせを感じさせる息のあった動きだ、と感じられるシーンが随所に見られた。

主審については、前回のカメルーン戦とはかわり、出だしも早く、安定してよいポジショニングをしていた。
ただし、全体としてはまあ試合をコントロールできていたが、ポジションがよかった割には、特に後半に判定の一貫性に欠けるシーンが目立った。これでは、合格点は与えられない。


前半2分。
A2スローインの合図。A1、A2の配置が前回カメルーン戦と逆になっている。理由は分からないが、もちろん彼らで適当に打ち合わせた、ということではないだろう。

前半2分。
オフサイドの合図。副審はやや遅れて旗を揚げる。それに合わせて主審がすぐに笛。
11条「オフサイド」
オフサイドポジションにいること自体は違反ではない。
やや遅れて揚げたのは、オフサイドラインを越えていた競技者がボールにプレイする意志があるかどうか確認してから旗を揚げる、という打ち合わせであろう。

前半4分。
西澤がオーストラリア競技者を引っ張ってファウル。
笛を吹いた時点では主審の位置は後ろ斜め13ydぐらい。その位置で笛を吹いたが、すぐにジョグで近寄り、手で引っ張った、とゼスチャーで反則の内容を指摘。
この試合を威厳を持って吹く、という意志を最初にはっきり示した機敏な動作だった。

前半5分。
主審はいい位置で笛を吹いた。

前半7分。
オーストラリア競技者が相手陣内でボールをカット。そのままエリアに向かいチャンスになる。
主審の位置はパスカットの時点でセンターサークルから10ydぐらいのところだが、すぐに走り出す。
わずかの時間にプレーは終わったが、ゴールラインをボールが割ってすぐに笛は吹かず、自分が適切なポジションにいた、という印象を与えられるエリアの入り口に来たところではっきり笛。
このあたりの動き出しのよさが、前回の試合との彼のデキの違いだ。

前半8分。
鈴木、足の裏を見せて高い位置のボールをとりにいく。オーストラリア競技者への反則。
主審はすぐに近寄り、口頭で注意。
警告に値するプレイだと感じた。注意では甘い
鈴木の最初の反則だったが、このシーンは印象に残った。以後何かありそうだと僕は感じた。鈴木の目もそうだが、相手競技者も納得した様子でない。

前半9分。
タッチライン付近でボールタッチにミスした競技者(西澤だったかな?)に対してスローインで試合再開の笛。短く2回。

前半12分。
セットプレイ。エリア内で相手競技者を掴む反則。当然だが主審の位置はよい。
基本的なことだが、空中にボールがあるとき、主審はボールではなく、ボールの落ちる先に注目している

前半13分。
いわゆる「戻りオフサイド」

前半14分。
アドバンテージの可能性を見て、それがないと確認の後笛を吹き、反則を犯した競技者を警告。

前半16分。
日本からみて右ペナルティーエリア外側付近でゴール方向に縦に走る2人の競技者。
主審の位置はエリア角ぐらい。適切な位置。

前半17分。
プッシングの反則。どこにいたかは分からないが、主審はよく見ていた。

前半18分。
オーストラリア陣内で反則か、と思われるプレーがあったが、流した。
その後オーストラリアのカウンターとなるが、主審は遅れずよくそれに対応した

前半19分。
鈴木とオーストラリア2番が小競り合い。鈴木はアツくなる。主審はすぐに間に入り、口と動作で静止
オーストラリア競技者が試合開始直後に交錯した相手かどうかまでは僕には分からなかったが、とにかく当然、この小競り合いになった競技者は全部マークだ。
特に鈴木は少なくとも2回目。審判団にマークされても仕方がない。ハーフタイムに審判団で打ち合わせをするとき、この競技者の背番号は唱えられたことだろう。

前半22分。
中田倒される。主審はいい位置。

前半26分。
主審の動き出しの早さがよく分かる映像。この試合での主審の体力的な充実ぶりがうかがえるシーン

前半28分。
西澤がエリア内でボールを競り合ったあと、オーストラリア競技者に故意に背中を踏まれる。
問題のシーン。当然レッドカード
これを見たら、主審には2通りの対処しか考えられない。
・「乱暴な行為」と見て退場させる
・「乱暴な行為」にはあたらないとみなし、口頭で注意する。
何の対処もなかったところから考えると、主審は気がつかなかったのだろう。重大なミスだ。
このとき、主審の位置取りはおそらくエリア外7ydぐらい。注意をそらしていたのだとしたら、技術以前の問題だ

(スタジアムでは、ここでもっとブーイングが欲しかった)

第12条「反則と不正行為」には、退場となる違反について書かれている。
競技者が、次の7項目の違反を犯した場合、退場を命じレッドカードを示す
1.著しく不正なプレーを犯す
2.乱暴な行為を犯す
この2つは、違う。

著しく不正なプレー:
ボールがインプレーで競技者がボールにチャレンジするとき相手競技者に対して過剰な力や粗暴な行為を加えた場合

乱暴な行為:
ボールがインプレーであるとないとにかかわらず、フィールドの中またはフィールドの外側のいずれでも起きる。
競技者がボールを奪い合っていないとき、相手競技者に対して過剰な力や粗暴な行為を加えた場合。

このシーンは、ボールを奪い合っていないときなので、「乱暴な行為」にあたる。

前半29分。
28分の緊迫した雰囲気を受けて、主審は最初のタイミングで、笛を吹いてからすぐに場面に近づき対処している。

前半31分。
西澤は反則を受けた、と解釈されても不思議はなかった。
その直後松田が倒された場面、主審はついていっていない。

このあたり、主審の動きがおかしくなってきている。判定も揺れいている。
鈴木のサイド、西澤が受けた行為への対処に失敗したツケが降りかかっている。

前半33分。
フリーキックのやりなおしを指示する合図は、2回の短い笛。

前半34分。
いったんは主審がスローインの方向をはっきり指したが、A2からの強いアクションを受けて指す方向を変える。
主審のほうが通常主張できる距離だった。試合前の十分なコミュニケーションがなければ、位置的にもA2は自信があってもここで強く主審に言えるものではない。

前半41分。
得点となるフリーキックにつながるファウル。
短い時間でボールが縦に長く動いた。主審はおそらく、動き出しから笛を吹いて位置を決めるまでおそらく25yd近くを走っている。笛を吹いた位置は文句の出ない位置であった。

前半44分。
手前側タッチライン付近で交錯プレー。主審は日本側の反則を取ろうとしていったん笛を口まで持っていくが、やはりやめてスローインを指示した。
迷い笛は心証がよくない。
主審が自分に自信をなくしているときに、こういうシーンが見られる。

後半7分。
危険なプレー。間接フリーキックで再開となる。

後半10分。
鈴木退場。乱暴な行為。
A2からの合図があり、主審はA2のところに何があったのか聞きにいく。
この行動は、下にあげたような競技規則に基づいている。
第5条「主審」
・主審が見ていなかった出来事に関しては、副審の助言によって行動する
第6条「副審」
副審は2人任命される。副審の任務は主審の決定に従いつつ、次のことを合図する:
・主審の見ていなかった不正行為やその他の出来事が起きたとき

ビデオで再生されたが、1度だけだったし、何が起こったのか僕には分からない。
当然のことながら、乱暴な行為を働いて退場になる競技者が出るのは、主審、副審のレフェリングのせいではない。相手競技者のせいでもない。
当該競技者がそれだけのリスクを犯して競技規則に違反し、正しく処罰された。それだけのことだ。

後半15分。
西澤が倒されるが、主審ははっきりくりかえして「試合は止めない」と合図。

後半20分。
オーストラリア5番の競技者に警告。ややきびしい、と感じた。

後半21分。
オーストラリア競技者が足の裏を見せてのタックル。日本側競技者から抗議のアピールがあるが、主審は流す、と合図。
イエローカードが出ても不思議ないプレー。特にこのあたり、判定の一貫性に欠けている

後半22分。
主審の笛がやや遅かったのは、アドバンテージが実現しそうか見極めてからプレーを戻したから。

後半24分。
反則と思われるプレーだが、主審は反則はなかった、とはっきり合図。

後半25分。
西澤のシャツが出ていることがテレビから分かった。
シャツは入れていないと服装を正すように主審から注意されるものだが、少なくとも後半32分までついにシャツを出しっぱなしであった。
西澤も言われるかもしれない、と当然分かっていてやっているわけで、すぐにシャツを入れさせるよう指示するだけの精神的余裕が主審になかったこと、西澤が主審の権威を尊重できない気分であったことを示すよい象徴と言えた。
試合終了時点でも、日本側にシャツを出しっぱなしの競技者が最低1人いた。

後半27分。
主審にボールがあたる。

後半37分。
競技者の手にボールが当たるが、主審は続行をはっきり合図。

後半41分。
オーストラリア3番競技者が遅延行為で警告される。

後半42分。
オーストラリア3番競技者が2度目の警告で退場になる。ヘタしたら一発レッドでもおかしくない反則

後半43分。
森島の叩きつけたヘディングは不幸にもクロスバーを越える。
映像ではゴールキーパーが触ったようにも見えたが、なんとも言えない。

後半44分。
主審はオーストラリアの攻撃でアドバンテージを採用したが、セットプレーのほうが得点チャンスが多いと見てプレーを止めるべきだったと思う。

後半45分。
壁がちょい近い気もしたが、何とも言えない。

後半45分。
ロスタイムの表示がでるのが微妙に遅かった。理由は分からない。
通常はロスタイム突入後すぐなものだが。

後半ロスタイム2分。
日本ペナルティーエリア内でオーストラリア競技者が日本側競技者を掴む反則をしていたが、主審はちゃんと見ていなかったようだ。


この試合では、ついでに触れておくと競技規則について正しい知識が得られるシーンがいろいろあったので、ちょっとそれにも触れておこう。


前半1分。

川口のファーストタッチ。オーストラリア競技者が蹴ったボールを川口がしゃがんで両手で触れる。
川口は結局そのままドリブルでペナルティーエリアの外まで出てから、大きくボールを蹴った。

何気ないシーンだが、例えば最初のボールタッチのあとオーストラリアの競技者が詰めてきてあわてて川口が手でボールを掴み直す、等するとハンドの反則を取られかねないシーンだった。

第12条反則と不正行為
間接フリーキック
ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、次の5項目の違反を犯した場合は、間接フリーキックを相手チームに与える:
・ボールを手から離して、しかも他の競技者が触れる前に、そのボールに手で再び触れる

つまり、いったん手でボールを扱ってそのあと手から離したら、その後もういちど手でボールを扱えないのである。

シュートを手ではじいて防いだ、とかそういうときには「扱った」とは解釈されないが、このケースなら「扱った」と解釈されてもおかしくない。


前半16分。
森岡負傷。

第5条「主審」
・競技者が重傷を負ったと主審が判断した場合は、試合を停止し、負傷者をフィールドから運び出させる
・競技者の負傷が軽いと主審が判断した場合は、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる

「主審は、プレー中でもプレーを止めて負傷した競技者にかまうことができる。それほどまでする必要があるかどうかは、主審が考える。」
ということである。
通常の負傷の場合は負傷者をフィールドから運び出さねばならない。ただし、ゴールキーパーがいなくなるわけにはいかないので、ゴールキーパーの負傷の場合は時計を止めて治療をさせる。

ただし、ここで気をつけなくてはならないことがある。
第12条「反則と不正行為」
警告となる違反
競技者が次の7項目の違反を犯した場合、警告を与えイエローカードを示す:
6.主審の承認を得ずにフィールドに入る、または復帰する
7.主審の承認を得ずにフィールドから離れる

「ケガをした」と勝手にフィールドから出たり、「治った」と勝手にフィールドに復帰すると、警告されるのである。
必ず、主審の許可を得なくてはならない。


前半25分。
アナウンサーから、「稲光がしています。」とコメント。

第8条「主審」
主審の権威
それぞれの試合は主審によってコントロールされる。主審は任命された試合に関して、競技規則の施行する一切の権限を持つ。
主審は:
・外部からのなんらかの妨害があった場合、試合を停止し、中断し、あるいはうち切る

国際評議会の決定
決定1
主審(および該当する部分に関しては副審、第4の審判員)は、以下のことに法的責任を持たない:
・フィールドやその周辺の状態、あるいは天候の状態が、試合の開催に適しているか、いないかの決定

落雷の可能性がある場合、危険なので、主審の権限により、試合は停止し、中断し、あるいは打ち切られる可能性がある

(そのことについては、アナウンサーにもその後のどこでもいいからひとことふれて欲しかった。雷が鳴っているということは、ただの「悪い気象条件」どころの騒ぎではないのだ)


後半30分。
トルシェ、3人目の交代として森岡を出そうとするが、そのとき戸田が倒れる。
第3条「競技者の数」の交代の手続き:
・交代は交代要員がフィールドに入ったときに完了する。
・その瞬間からその交代要員は競技者となり、交代を完了した競技者は競技者ではなくなる

主審に告げた時点では交代は完了していないので、フィールドから退く競技者、交代要員を変更することができる。


後半37分。
競技者の手にボールが当たるが、主審は続行をはっきり合図。
第12条「反則と不正行為」
・ボールを意図的に手で扱う(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが行ったものは除く)

「意図的であるかどうか」がハンドの反則であるかどうかの規準。手に当たっただけではハンドの反則ではない


アナウンサー

前半から中盤にかけてはよく集中してそれなりに頑張っていたが、後半息切れして、おかしな発言が目立った。

試合前。
主審の名前はアルチェンディアさん、メキシコ人、という旨がアナウンサーから紹介された。
「日本-カメルーン戦で主審をやりましたね。」
その他、A1、A2についてもカメルーン戦と同様の組み合わせと指摘したまではよかったのだが、
「ブラジル戦も彼がやりましたっけ?」
という旨の発言も聞かれたような気がした。僕の気のせいだったか?
確認してから発言してほしい、と思った。
ブラジル戦はニールセンさんだった。

前回カメルーン戦で彼の主審ぶりがどうだったか触れればなおよかった。
さらに欲を言えば、A1、A2の配置が変っていたことに気がつけばもっとよかった。
そういうことは、試合前に資料を見ればわかるはずだ。

前半2分。
スタジアム内のアナウンサーから
「風が舞っています。」
というコメント。場内の様子を伝える適切な発言。

前半15分。
横浜国際競技場の水はけについての発言は興味深い。新設スタジアムの特性について触れるいい発言。

前半45分。
ハイボールをキャッチしにいったオーストラリアGKと鈴木が交錯。
「ゴールキーパーに対するファウルを取りました。」

僕はこの試合の前の日にフジテレビに抗議のメールを書いた。
そのせいかは分からないが、とにかく今回フジテレビは競技規則どおりちゃんと対処できた。
(そういえば、今回アナウンサーの声が長坂某とは違った気がしたが)

後半26分。
10人の日本がそれなりの人数を揃えて攻撃。3対3から、左を突破してのセンタリングのところでは4対5の状態だった。
アナウンサー
「所詮、多勢に無勢!」
先入観に惑わされるな。よく見ろ。

後半29分。
「ここまでの試合、お気づきの通り、日本は無失点です。」
今この試合に夢中なんだ。お気づく分けないだろ。そんなこと。

後半41分。
オーストラリア競技者が警告されたのは
「中田へのファウルで」
ではなく、遅延行為から。

後半ロスタイム3分。
「中田浩二がスローインに行きます。」
明らかにフリーキックだった。


解説:

試合開始1分。
「オーストラリアのイメージが違いますね。つなぐサッカーを志向している感じです。」
僕のイメージとも違った。早い段階で手短に相手チームの特徴について述べる、いい指摘だと感じた。

前半2分。
オフサイドの合図。副審はやや遅れて旗を揚げる。それに合わせて主審がすぐに笛。
解説者は
「オフサイドの旗を揚げるのが遅れました。」
とコメントしたが、この程度は普通である。
副審は、オフサイドラインより前方にいた競技者がプレイの意思があるかどうかを確認してから合図をしたのである。
どういう事情で旗を揚げるのが遅れたのかについてまで触れて欲しかった、とやや残念であった。

後半17分。
ひとり減った日本イレブンに対して。
「日本には、普段10でやってることを12でやって欲しいです。」
ずいぶんカンタンに言うなぁ。と思った。他人事だと思って(笑)

後半23分。
「簡単に飛び込んでいってはいけませんね。」
10人になった日本の中盤がボールにいって簡単に切り返されるのを見ての発言。正しい。


映像:

映像としてはおもしろくよく出来ていたが、サッカー中継そのものとしては不満が残る。
とは言っても、悪い気象条件の中でサポーター、チーム一丸となってこの試合に賭けている、という緊迫感がよく伝わる映像の連続で、通常の特別番組としては十分に楽しめた。

前半28分。
西澤が踏まれた映像をアップで再生したのはよかった。
踏まれたシーンを再度ゆっくり流せばなおよかった。
その映像が競技場に流れたのかどうかは分からないが、そうであればさらによかった。
その場合は、その映像が流れたときの日本サポーターからのブーイングの音がテレビにも大きく聞こえてくればなおよい。
そしてさらにその映像のあと、主審の顔を流して欲しかった。

応援放送には、「どうしてレッドカードでないのだ?!」と言う言葉が欲しかった。

前半45分。
ロスタイムの表示をあわててしないで、ペナルティーエリアでの折衝が終わってからビデオで流したのはよかった。

後半10分。
鈴木が退場になったシーンのビデオ再生。
1回軽く流すだけで済ますのがどうなのか、とても難しいところだ。

日本の競技者の犯した反則でなければ何度も再生しろ、というところだが、何しろホームだ。
ヘタに何度も再生して
「こいつは悪質だぞ!」
などと世界に晒してはいけない。

こういうときは、ディレクターのほうで、その映像をテレビで再生する前に、どういう行為だったのかとりあえず把握しなくてはならない。

それで、
「鈴木は悪くない。」と思えばそのシーンを再生し、

「鈴木はぜんぜん悪くないのに、ヘタクソな審判の不当な判定でひどい目にあっている。」

とやるべきだし、

「どうやら鈴木はやっぱりひどいことをやっているようだ。」

となれば、そのシーンはなるべく放映しないほうがよい。

・・・ということは、結局、番組を作っている人間が、主審とかなんとかに任せないで、自分で何が起こったのかちゃんと判断しなくてはならないのである。そうでないと、こういうときに正しい対処ができない。そしてそのためには、彼らにちゃんとしたその競技への理解が必要なのである。

西澤のシーンの映像作りでも思ったのが、こないだのひどい内容の番組よりはだいぶよかったが、どうも制作側にサッカーに対する情熱・知識が足りないのではないか、と思う。一層努力だ。

01/06/08


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