2006年ワールドカップ・ドイツ大会出場を懸けたアジア地域のプレーオフ第1戦、ウズベキスタン対バーレーン戦は、あらためて再試合が行われることになった。FIFA(国際サッカー連盟)は、この試合で起こった誤審のため、ウズベキスタンの1−0の勝利という結果を取り消すことを決めた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/headlines/20050906/20050906-00000015-spnavi-spo.html
ウズベキスタンの1点リードで迎えた前半39分、日本の吉田主審はウズベキスタンにPKを与え、これをジェパロフが決めたが、数人のウズベキスタンの選手がペナルティーエリア内に入っていた。主審はここでPKのやり直しを命じるべきだったが、ゴールを取り消し、バーレーンにFKを与えてしまった。
アジアの審判は全般にレベルが低いが、いまだにこんなミスが国際大会のとりわけ重要な試合で起こるのか、とあきれた。
しかも、どこのサッカー後進国の主審かと思ったら、サッカー中進国日本の主審。
再試合になるとは。主審として、屈辱的な不祥事だ。
サッカー審判手帳
http://www.konesite.com/football04/index.html
の
第14条 ペナルティーキック
http://www.konesite.com/football04/14.html
違反と罰則
主審がペナルティーキックを行う合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況のひとつが起きた場合:
キックを行う競技者の味方競技者がペナルティーエリアに入る、ペナルティーマークより前方へ動く、あるいはペナルティーマークの9.15m(10yd)以内に入る:
・主審はそのままキックを行わせる
・ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う
・ボールがゴールに入らなかった場合は、キックは再び行わない
・ボールがゴールキーパー、クロスバー、ゴールポストからはね返って、その競技者に触れた場合、主審はプレーを停止し、守備側の間接フリーキックによって試合を再開する
「ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う」の部分には、長い間変更は加えられていない。
が、実は、今年の競技規則改正で、「ボールがゴールに入らなかった場合」の対処についての文言が変更された。
( http://www.jfa.or.jp/rule/rule_new.html の 「2005年 競技規則の改正」から)
ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する
この変更は、2月のFIFA年次総会で決定され、事前にその旨通達は出されていた。
展開しての運用開始は7月からだ。
この新しい改正のおかげで、この主審は、競技規則の運用についての理解が混乱していたのだろう。
あと、この試合で適用されていた競技規則が2005/2006年のものだったのか、2004/2005年というところも興味がある。
通常、ひとつの大会中に競技規則の適用を変更することはない。だから、W杯予選中は2004/2005年のもので試合が行われていたとも考えられる。
が、その一方、プレーオフはもう予選本大会は終了したあととも考えられ、そうすると、2005/2006年のものが使われていたかもしれない。
この主審も、どっちで行くのか事前に確認しきれないまま現地入りしてしまったのかもしれない。
事前に準備していたのと逆のほうだ、と現地入りしてから急に聞かされたのかもしれない。
時期も微妙んだ。生じた変更は確かにややこしい。
だが、所詮国際主審レベルで想定されるミスではない。率直に言えば、こんなお粗末なことでどうする、とあきれた。
こんな大事な試合で割り当てを受けた日本の国際主審のおそまつな準備不足ぶりも、大変遺憾である。
日本の審判はアジアレベルの中ではまあ竹くらいかと思っていたが、やはり、所詮一般アジアレベルか。
審判、一回やってみろ!
批判するのはそれからだ。
元3級公認審判員です。
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