日経新聞 2005/05/01 家族会議
自然葬とは遺体を火葬にしてできる遺骨を灰状にし、山や海にまく葬方のひとつ。お墓や納骨堂に埋蔵・収蔵せず、散灰して自然に戻す。
日本では遺骨や遺灰を海や山にまくのは刑法や墓地・埋葬寺に関する法律(墓埋法)に抵触すると考えられてきた。が、法務省は91年に「葬送のために節度を持って行われる限り、遺骨遺棄などの死体損壊罪にはあたらない」との見解を示した。
「墓参りはどうするの」
「山を眺めたら手を合わせてくれれば十分さ」
という記事中のやりとりがけっこう面白かった。あと、遺灰をまく場所については「海ならなるべく沖合いに出たほうがいいし、山なら持ち主の許可のある場所にしたほうがいい」とのこと。
山については、ちょっとうっかりしそうだ。
いつもあちこちで言っているが、僕は、自分が死んだら遺灰なんか自然に帰してしまい、僕のことなんかさっさと忘れてもらいたいと思っている。
遺灰を手元に残さないことには、生者の側でも決別に対する確固たる覚悟が必要だろう。
でも、いずれ人は死者のことは忘れてしまう。
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