2005年04月19日

文明は蒸気にあらず

文明は蒸気にあらず、電気にあらず、憲法にあらず、科学にあらず、哲学にあらず、文学にあらず、演劇にあらず、美術にあらず、人の心の状態なり

内村鑑三
(2005年4月18日読売新聞「編集手帳」から。)

1861〜1930 キリスト教の独立伝道者で、無教会運動の創始者。ジャーナリスト、文筆家。

内村は熱心で敬虔(けいけん)なキリスト者であり、欧米の文化や歴史に深い関心と知識をもった国際人であるとともに、日本を愛し日本人を愛した愛国者でもあった。このことを内村自身、「2つのJ」すなわちイエス(Jesus)と日本(Japan)につかえることと規定している。墓石には遺志により英文で「日本のためのわたし、世界のための日本、キリストのための世界、そして神のためのすべて」ときざまれている。

(略歴は、マイクロソフトエンカルタから)

「戦争廃止論」という著作があるらしく。

余は日露非開戦論者である許りでない、戦争絶対的廃止論者である。戦争は人を殺すことである。爾うして人を殺すことは大罪悪である。爾うして大罪悪を犯して個人も国家も永久に利益を収め得やう筈はない。

世には戦争の利益を説く者がある。然り。余も一時は斯かる愚を唱へた者である。然しながら今に至て其(その)愚の極なりしを表白する。戦争の利益は其害毒を贖ふに足りない。(以下略)

だそう。
「然り。余も一時は斯かる愚を唱へた者である。」ってのはスゴいすね。いまどきなかなか聞けないセリフだ。昔の人はカッコいい。
大場面でこういう言葉をさらっと言ってみたいものだ。

Posted by kone at 2005年04月19日 23:12 | トラックバック
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