2005/01/28
シルクロードの中継点として栄えたシリアの古代隊商都市パルミラの遺跡で、18歳くらいの女性の墓から象牙製のピンや青銅製の腕輪といった副葬品が発掘された、とのこと。写真入の記事。
古代ローマ末期(2−3世紀)のものとのこと。
通常は副葬品を納めないパルミラの墓で、若い女性のみ多くの副葬品を伴うことが判明、とのことだった。
機織に使ったと思われるヒツジの骨もあった。
「当時は軍事優先で一般的に男性上位社会だったが、交易都市であったパルミラでは、子供を産み、機を織ることから女性の地位が高かったということではないか。」
と、古代オリエント博物館の宮下佐江子学芸員のコメント。
こういう小間物の副葬品って、なんだかグッとくるものがありますね。
1800年前にパルミラの若い娘がつけていた象牙の髪どめなんて、なんだかドキっとしませんか?
去年の春、上野の国立博物館でやっていた「ヴァチカン美術館所蔵 古代ローマ彫刻展」を観にいったときも、目玉だったカラカラ帝の胸像や見事な細工がされた棺よりも、女性用の香油瓶や毛抜きといった日用品の展示にむしろ打たれました。
こういう小物アイテムって、生きていた人の生身な雰囲気がスゴく伝わってくると思うんですが...。どうでしょう?
正月に放送されたNHKの新シルクロード第1回放送でも、「赤い丘」(でしたっけ?)でミイラが発掘されていくときにも、同じようなことを思いました。
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