セミナー: 2008年4月アーカイブ

エリエスブックコンサルティング主催「出版戦略セミナー」に行ってきた。
http://eliesbook.co.jp/archives/57

ゲスト講師は勝間和代氏。

面白かったところは無数にあったのだが、1件だけ。
最後に話のあった、エリエス代表土井英司さん自身の書かれた書評を元にした「売れるコピー」の書き方。

土井さん的な売れるコピーのシナリオとは、このようなものだそう。

1. 認識に、「橋」をかける
2. 「何故その問題があなたに重要か」を語る
3. 「何故その問題の解決にこの商品が良いか」を語る
4. 「この商品にはその問題の解決策がてんこ盛りだ」ということを説明する
5. 「買っても損はないよ」と押す
6. 購入を迫る

具体的には、土井さんがAmazon時代に書いた「ユダヤ人大富豪の教え」の書評と、読売新聞の連載で書いた「地頭力を鍛える」の書評とを紹介して、構成についての説明があった。

「ユダヤ人大富豪の教え」の書評は、Amazonのサイトでいまでも読めます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479790764/

1. のステップ、「認識に橋をかける」というのは、言葉だけでは何のことか分かりにくいが、これは、平たく言うと、そのコピーを読む人のリテラシーで理解できる話から入ることを指すよう。
ある種、ウォンツ喚起というところか。

人は自分の知っているものしか買わないものだ。
ということで、ここでは、そのコピーを読む相手の中にあるもの(「ユダヤ人大富豪の教え」であれば、「偉大な人物のもとに弟子入りし、密度の濃いレッスンを受ければ、きっと人生は飛躍的に変化するかもしれない」という認識)を喚起することで、その人自身の課題とこれから提供する商品の関連性について説明するための準備を行っている。

余談半分ですが、土井さんは、『そんな認識を持ちながら、実際にそういう人に弟子入りせず、「わかってはいるけれどなかなか出会いがない」とか言っている人は、行動力のない人だ』という前提を立て (^^; 、読者の人物像をかなり想定してからこのコピーを書いたそう。

土井さんの提唱するコピーライティングのシナリオは、書評に限らず、ホームページで集客するためのコピーにも応用できそうだ、と、感じながら聴いていた。

勝間和代さんは、土井さんとの対談で登場。
書店でのリサーチの姿勢、編集者さんとのお付き合いの仕方、書評家、友人等との接し方、メディアへの登場の仕方など、非常にきめ細かく行っていることにやはり感心させられた。
それから、周囲への信頼というか、自分の範疇のことはする、そうでないことは任せるという姿勢が徹底していることにも注目させられた。

フォトリーディングのインストラクター研修でこの間まで10日間ほどミネソタに行っており、あまりの疲労に左腕が痺れて動かないのだそう。なので、昨日は自転車ではなく、別の交通手段で会場に来たとのこと。
効率化の専門家というラベリングがされている人だけに、ペルソナのために体を壊してしまわないか、心配になる。お大事にして欲しいものだ。

ビジネス選書セミナーに行ってきた。

荘司雅彦先生だった。

学習法、仕事術、お受験が彼のフィールド。

セミナー自体は、特に大きな気づきがあったわけではなく、自分の行動規範に影響を与えるような情報はなかった。
自分の中にあるものを再発見する時間という感じだった。

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以下、おもしろいと感じた点を。

○日本は鎖国状態
・金、人、モノの海外からの流入がないことで、結果的に国民の生活は苦しくなっている
 (購買力平価ベースでは、日本の順位は世界で34位)
・一方、とにかく障壁の少ないシンガポールは、購買力平価で世界8位

→アジアの中心は、参入障壁の少ないシンガポールや中国に移動していくことだろう

→今のままでも良いことはないし、いつまでも今のままで居られるとも限らない。

・ちなみに、北朝鮮では、鎖国がひどいおかげでインフレがきつく、医者などの専門職の人が廃業して露天商になったりしているとのこと。

○日本の地政学的リスク

→参入障壁と地政学的リスクが、日本の地位を極めて危ういものにしている。

○勉強の対象は、大きく分けて2つある。

・つまり、喰っていくためのものと、趣味のためのもの

○仕事は、着手さえすれば、半分終わったも同じ

これは、荘司先生の仕事術の本にも出ていた言葉。

それから中断してもよいし、もしかしたら、やってみたら一気に出来ちゃうかもしれない。中断しても、頭のどこかで進めていてくれるので、戻ってきたときすっと先に進められる。

○勉強するときは目的を明確にすること

・200番まで合格の試験だったら、200番を取ればよい。

激しく同意。僕の学習コンセプトにおける「選択と集中」と同じ趣旨。

車の免許を取るのに、部品の機能についての知識までは必要ないし、運転10年のベテランタクシードライバー並みの技量も必要ない。
車の取扱説明書なんて読んだりしない。教習所の教本で十分だ。

これが、英語学習とかだと不思議と「TOEICで900点取っても実力がなければ..」とか「テスト用の参考書なんて邪道だ」とか言い出す人が多い。
そういうとき、僕は、TOEIC900点は、運転免許証みたいなもので、あなたが実地に出て自分を鍛えるためのパスです、と説明している。

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あと、最後のQ and Aで、長銀を辞めて野村證券に行くとき、実はパニック障害だったという話があり、僕の興味をそそった。
その後会社を辞め弁護士登録したころにはその症状は出なくなっていたのだが、くやしいことに、法廷にいるときに再発してしまった、とのこと。

最初のころは、パニック障害というものが社会的に認知されていなかったころで、相当な苦労があったらしい。

あとで名刺交換をさせていただいたときその話を改めてお伺いしたのだが、「病名がついて、どういう相手なのか分かったことで、対処も分かった。それでなんともなくなった」ということであった。

僕も、ネフローゼ症候群の治療のためにステロイドを大量投与されていたとき、社会的に認知されていない精神への副作用が相当キツかったので、メンタルな大変さの苦労は痛いほど分かる。

どちらかというと、そのときの話とか、どうやってパニック障害と対処していったのかとか、そういう話をもっとお伺いしたいと思った。

石原明さん日本経営教育研究所の勉強会「高収益TOP3%倶楽部」に行ってきた。
http://www.nihonkeiei-lab.jp/club/seminar.php

構成は、石原さんによる講義、ゲスト講師による講義の合計2コマ。
ゲスト講師は、おりじなるのあめを受注販売している名古屋の会社「まいあめ工房」の社長、中村さんという方だった。
http://myame.koubou.cc/

おみやげに、あめをいくらかいただいた。

石原さんの講義でも参考にしたいと思ったことは多くあったが、おもしろかったところを3つあげると:
・話して人に影響を与えられることならば、そのまま文章にしても、読んでさえもらえれば人に影響を与えることができる
・「世の中は自分のためにお金をかけて実験をしてくれている」という視点で世の中を見るように
・不景気になって世間が新規顧客の獲得にやっきになっても、追随するべきではない。むしろ、既存顧客のメンテナンスをしっかりすること
というところか。

中村さんの講演についても学んだことはいろいろあったが、何より勉強になったのは、中村さん自身がネットでのマーケティングを行い、中村さんがコントロールできる範囲でビジネスを成長させている姿勢だった。

特徴的なビジネスをしているということで、石原さんに言わせると、中村さんは、「目立ちやすい」立場にある。
そのことで、様々な波及効果も持てているということ。

大変有意義なセミナーであった。

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