強い者をまわりがいっそう強くする - 「人生一手の違い」米長邦雄著

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「僕は、小学校四年から米長先生の内弟子に入りましたけど、内弟子の経験が将棋を強くするなんて思いません。だって、昔の人だって、内弟子やって八段名人になった人はごく一部で、あとは下のほうにいたわけですから。昔は内弟子という方法しか将棋を学べなかっただけですよ。将棋の世界は、強い者をまわりがいっそう強くするようなところがあるんです。僕がウチで私生活で学んだのは、自分のことは自分でやるしかない、そのことです」

出典は、「人生一手の違い」(米長邦雄著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396310552/konesweb0f-22/

プロ棋士先崎学先生の某雑誌でのインタビューとのこと。

環境は大事ですね。

それから、以下の米長先生の言葉も印象に残った。

「私は、子供の棋士としての将来を予測する際、三つの尺度を使う。神様ではないから100パーセント当たるというわけではないが、九割以上の確率だろうと自負している。...第一の尺度は、当然、才能である。...尺度の二つ目は、本人の姿勢だ。簡単に言えば、将棋が好きかどうかである。...つまり才能はあるのだが、あまり将棋が好きでないという子が、ときとしている。こういうタイプは、必ず伸びが止まる。これは、研究会を開くと分かる。...尺度の三つ目は親である。...親自身の生きる姿勢と、子供に対する"思い"が、そのこの人生を大きく左右する。...少なくとも、そういう親の子供は、将棋で大成しないか、幸せになれないかのどちらかである。また、どんな道に進んでも同じことだろうと思う。」

「登山と同じで、麓や山腹からや山の全貌は見えないが、山頂からは下がすべて見える。その少年がA級八段、タイトルを争う棋士になるか、B級までいけるか、C級止まりか、あるいは四段になれるかといったことは、上から見るとだいたい見分けることができる」のだそうだ。

米長先生自身、佐瀬先生の弟子になる際両親には「八段を保障する」と言われたらしい。

一流は一流を知るというか。
「栴檀は双葉より芳し」とも言うが、その香りを嗅ぐことのできる一流というのはすばらしいと感じた。

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このページは、koneが2008年7月11日 21:17に書いたブログ記事です。

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